鉄筋の腐食の進行を抑制します。
鉄筋コンクリートの補修部の再劣化を防止。
マクロセル腐食の防止。
NETIS登録:セルガード
登録番号:KT-180077-A
※ペガサビンはセルガードの主要材料です
ペガサビンの効果
ペガサビンの中の亜硝酸イオンが鉄筋の鉄と結びついて、不動態被膜と言われる酸化膜を作り、錆の原因物質から鉄筋を守ることを基本としています。
- 工法1: ペガサビンでは亜硝酸カルシュームと特殊界面活性剤を用いており、コンクリートへの亜硝酸イオンの浸透を大きくしています。これにより建築物では、壁、梁、柱などに「表面に塗布」するだけで、それらの中の鉄筋を保護します。
- 工法2:土木構造物のようにコンクリートの強度が高く、被り厚さが深い場合は、劣化部分をはつり取り「モルタルにペガサビンを混和」した材料で補修し、内部の鉄筋を防錆します。また同時に、マクロセル腐食も防止します。
*工法1でも劣化部分を含んで、広範囲に塗布すれば、マクロセル腐食を防止します。
*工法2 で混和されるモルタルとして緻密性の高い専用モルタルとして「ペガモルFA」を用意しています。
工法1の概念図(コンクリートの表面に塗布)
ペガサビンをコンクリートの表面に塗布して、ペガサビンの浸透力を利用して防錆剤を鉄筋まで到達させる工法です。
工法2の概念図(モルタルに混和する)
ペガサビンをモルタルに混和して補修する工法です。鉄筋を防錆すると同時にマクロセル腐食を防止します。
ペガサビンの効果の実験と不動態形成の化学式(腐食促進実験)
ペガサビン入りの場合は6ヶ月後でも錆が発生していません。
現場施工によるペガサビンの亜硝酸イオンの浸透性試験
室内試験(自然電位測定)による腐食防止効果実験
ペガサビンありは、施工しておよそ60日後に亜硝酸イオンが周辺に浸透し、電位が-200mVより貴になりました。
施工に当たっての注意事項
- ペガサビンは液体であり、pHはおよそ11.5であるからモルタルと同等の“強アルカリ”である。よってモルタルと同等の取り扱いとしてください。
- 施工に当たって、噴霧による塗布などでは、霧状のペガサビンを吸い込まないように、注意してください。
- 目や鼻に入った場合は直ちに清水で洗い流してください。皮膚に付着した場合も清水で洗い流してください。
- 保管は直射日光を避け、冷暗所に保管してください、残った場合は川などに捨てず、使い切ってください。