ペガサス株式会社
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セルガード工法 |コンクリート構造物 断面修復工法

鉄筋コンクリート構造物の再劣化を阻止する工法です。

NETIS登録:セルガード
登録番号:-KT-18077-A

セルガード工法とは

  1. ポリマーセメントモルタルと防錆剤の2つの材料を用いた鉄筋コンクリート補修材です。
  2. モルタルは緻密なペガモルFAを用います。
  3. コンクリート中を拡散、浸透する鉄筋の防錆作用の高いペガサビンを用います。
  4. 補修部分の再劣化とマクロセル腐食を防止します。
  5. ペガモルFA、ペガサビンはそれぞれ単独で使用できます。

ペガモルFAの特長

  1. モルタルの成分にフライアッシュ(FA)を用いることによって、硬化したモルタルは緻密で、水も、塩化物、炭酸ガス、硫化物などの鉄筋を錆びさせる物質が補修した部位から、侵入するのを防ぎます。
  2. FAのポゾラン反応が起こり、約90日をかけてゆっくり反応が進み、28日強度の1.4倍(日本フライアッシュ協会の資料による)位に圧縮強度が増します。また同時に緻密性も増し、寒冷地での凍結融解にも対応します。
28日圧縮強度(N/mm2) 曲げ強度(N/mm2) 付着強度(N/mm2) 乾燥収縮率(%)
42.7 8.7 2.4 0.048

ペガサビンの特長

  1. ペガサビンの主成分の防錆作用を司る物質は亜硝酸カルシュームです。この中の亜硝酸は少量で優れた鉄筋の防錆作用を発揮します。
  2. ペガサビンには亜硝酸イオンがコンクリート中を拡散、浸透するのを助ける、特殊な界面活性剤を数種類、混入しています。施工に当たってはペガモルFAに混和して使うことにより、亜硝酸の総量は多くなり、高い浸透性能と相まって、補修した部位から周辺への亜硝酸イオンの拡散が図られます。
  3. 補修した部位の周辺から母材へ亜硝酸イオンが拡散して、マクロセル腐食を防ぎます。
  4. 鉄筋の残存錆中にも浸透していき、鉄筋の鉄部表面に不動態被膜と言われる薄膜を形成して、鉄筋の腐食を防ぎます。この作用によって施工時のケレン作業が軽減されます。補修モルタルと鉄筋の付着が確保されるのであれば、3種ケレンでも施工可能です。
腐食促進実験の説明・写真
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